美容室の居抜き物件を見つけたら、すぐ内見すべき理由

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はじめに

美容室の独立や新規出店に向けて物件を探していると
「これは条件が良さそう」と感じる居抜き物件に出会うことがあります。

そんなとき、「もう少し他の物件も見てから決めたい」
「まだ出店時期がはっきり決まっていないから」と
問い合わせを先延ばしにしてしまう方も少なくありません。

しかし、立地や家賃、広さ、設備といった条件がそろった美容室の居抜き物件は
早く決まってしまうこともあります。

焦って契約する必要はまったくありませんが
大切なのは、気になる物件を見つけたら内見してみることです。

今回は、美容室の居抜き物件を見つけたときに早めの内見をおすすめする理由と
内見時に確認しておきたいポイントを解説します。

条件の良い居抜き物件は動きが早い 
美容室として使いやすい物件には限りがある


ひと口に「美容室向けの物件」といっても
実際に候補になるものはそれほど多くありません。
物件を探すとき、多くの方が次のような条件を思い浮かべるはずです。

●希望するエリアにあること
●事業計画に見合った適正な家賃であること
●希望する広さが確保できること
●美容室として使える設備が整っていること
●駅からの距離や視認性に無理がないこと

これらをすべて満たす物件は、決して多くないのが実情です。
「条件が良い」と感じた物件ほど
他の方から見ても魅力的に映っていると考えておくとよいでしょう。

居抜き物件は「すぐ開業したい人」にも人気

シャンプー台やセット面、給排水設備などをそのまま活用できれば
スケルトンからつくる場合と比べて
開業費用や工事期間を抑えられる可能性があります。

そのため、これから独立を目指す美容師の方だけでなく
多店舗展開を進めているサロンにとっても有力な候補になりやすく
複数の希望者が同時に検討しているケースも珍しくありません。

「問い合わせ=契約」ではない

初めて独立する方ほど、「問い合わせたら断りにくくなるのではないか」と
身構えてしまうことがあります。

ですが、実際はそうではありません。

● 内見したからといって、すぐに契約する必要はありません
● 気になった段階で問い合わせても、まったく問題ありません
● 写真や物件情報だけでは判断できないことが、実際には多くあります

「決めてから内見する」のではなく、「判断するために内見する」。
この順番で考えると、物件探しはぐっと進めやすくなります。

店内の広さと動線など
内見しないとわからないことがたくさんある

同じ10坪でも、物件の形状によって使いやすさは大きく変わります。
細長い区画と正方形に近い区画では
置けるセット面の数もレイアウトの自由度もまったく違ってきます。
実際に店内に立って、次のような点を確認してみてください。

● セット面を何席置けるか
● スタッフとお客様がすれ違うときに窮屈さはないか
● シャンプーブースとセット面の距離は適切か

施術をしている場面を思い浮かべながら歩いてみると
図面だけでは気づけない使い勝手が見えてきます。

居抜き物件では、設備の確認がとくに重要です。

●シャンプー台
● 給湯設備
● エアコン
● 給排水
● 電気容量

注意したいのは、「設備が残っている=そのまま使える」とは限らないという点です。
しばらく使われていなかったり、前のサロンの規模に合わせた仕様だったりすると
修繕や入れ替えが必要になることもあります。

「何が残っているか」だけでなく
「どのような状態で残っているか」まで確認しておくと
開業後の想定外の出費を防ぎやすくなります。

建物や周辺の雰囲気

写真や図面だけでは、次のようなことまでは分かりません。

● 店舗の視認性
● 時間帯ごとの人通り
● 周辺にどのような店舗があるか
● 建物全体の雰囲気や清潔感
● 駅から実際に歩いたときの感覚

美容室は、お客様に実際に足を運んでいただくビジネスです。
だからこそ、現地に立って確かめることに大きな意味があります。

内見するときは「お客様目線」で駅から歩いてみる

内見の際は、物件の中だけを見て終わりにせず
最寄り駅から店舗まで実際に歩いてみることをおすすめします。
歩きながら確認したいのは、次のような点です。

● 道順は分かりやすいか
● 夜でも安心して歩ける道か
● 看板を出したときに見つけてもらえそうか
● ターゲットとしたい層の方が歩いているか
● 周辺にはどのような店舗があるか

「自分がお客様だったら、この場所に通いたいと思えるか」。
その視点で歩いてみると、間取りや家賃といった数字だけでは見えてこない
その物件の本当の価値が見えてきます。

内見前に決めておきたい「譲れない条件」

物件を見てから迷わないためにも
内見前に最低限の条件を整理しておきましょう。
たとえば、次のような項目です。

● 出店したいエリア
● 家賃の上限
● 必要な坪数
● セット面数
● シャンプー台数
● 開業を希望する時期

ここで大切なのは、すべてを満たす「100点の物件」を探そうとしないことです。

絶対に譲れない条件と、妥協できる条件をあらかじめ分けておく。
それだけで、物件を前にしたときの判断がぶれにくくなり
複数の物件を比較検討するときにも軸がはっきりします。

気になる物件は「まず見る」ことから始めよう

居抜き物件は、一つひとつ条件が異なります。
同じ物件が再び市場に出てくるとは限りません。
だからこそ、気になる物件を見つけたら
情報を眺めながら悩み続けるよりも、まず現地を確認してみることが大切です。

内見した結果、「自分には合わない」と判断することも
物件選びにおいては大切な前進です。

いくつかの物件を実際に見ていくことで
自分が本当に重視したい条件も、少しずつ明確になっていきます。

まとめ|良い物件探しは、早めの行動がポイント

美容室の居抜き物件は、立地・家賃・広さ・設備といった条件がそろったものほど
多くの出店希望者から注目されやすくなります。

一方で、写真や物件情報だけでは
店舗の使いやすさや設備の状態、周辺環境までを判断することはできません。

気になる物件を見つけたら、すぐに契約するのではなく
まず内見して判断材料を増やすこと。それが、納得のいく物件選びへの近道です。

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