メンズサロンの物件の選び方|6店舗をドミナント展開した進め方

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メンズ特化サロンの物件は、一般的な美容室と条件が変わります。


カラー剤の使用が少ない、施術時間が短い、内装をシンプルにできる。この違いが物件の選び方と初期投資の額を大きく変えます。


東京・神奈川で6店舗を展開するメンズサロン「Hui」の事例から、業態と物件の関係を見ていきます。

この記事でわかること

  • メンズサロンが物件面で有利になる理由
  • 1か月で契約まで進めた進め方
  • ドミナント戦略でスピードが重要になる理由
  • 保証付き融資の枠を温存するという発想

メンズ特化という選択が、物件条件を変える

Huiを運営するネクストビューティーホールディングスがメンズ特化を選んだ背景には、いくつかの理由があります。

メンズサロンの特徴

  • カラー剤を使う客が少なく、店舗のメンテナンスが容易
  • 材料費がほぼかからず、時間あたりの付加価値が大きい
  • 施術メニューが限定的で、一人あたりの施術時間が短い
  • 来店周期が平均45日と短く、技術の習熟が早い
  • 内装をシンプルにでき、初期投資を抑えられる

物件選びへの影響

施術時間が短いということは、同じ坪数でも回転数が上げられるということです。

大きな面積を確保しなくても事業が成立するため、賃料の上限を抑えたまま好立地を狙える可能性が出てきます。

また、内装がシンプルで済むぶん、居抜き物件の設備をそのまま活かしやすいのも特徴です。

1月末に見つけ、1か月後には契約完了

Huiの物件取得で特徴的なのは、そのスピードです。

横浜センター北駅の物件は、1月末に見つけて、1か月後には契約が完了しています。銀行融資の審査を待つことなく出店を進められた、というのが中泉氏の説明です。

「条件を伝えて、待つ」という探し方

中泉氏の物件の探し方はシンプルです。

エリアと広さの条件を先に伝えておき、合う物件が出たらすぐ連絡をもらう。

自分で探しに行くのではなく、情報が入ってくる状態をつくっておくという方法です。多店舗展開では、この形のほうが結果的に早くなります。

従来のプロセスとの違い

銀行融資を前提にすると、こうなります。

  1. 物件を見つける
  2. 仮契約を結ぶ
  3. 銀行に申請する
  4. 審査を待つ
  5. 融資決定を受けて、本契約へ

この手続きを踏んでいる間に、他の申込者で決まってしまうことは珍しくありません。特に条件の良い区画ほどそうです。

「条件を登録しておいて、出たら連絡がほしい」という使い方が可能です。
エリア・坪数・賃料の条件をお聞かせください。

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ドミナント戦略では、スピードの差がさらに効く

Huiは新宿・代々木・恵比寿・成城・横浜センター北など、エリアを絞って集中出店するドミナント戦略を取っています。

中泉氏は「ドミナント戦略を取る会社にとって、出店スピードの影響はさらに大きい」と述べています。

なぜ集中出店ほど速さが要るのか

  • 狙ったエリア内の適合物件は、そもそも数が限られる
  • 1件逃すと、次の候補が出るまで数か月待つことになる
  • その間に競合が同じエリアに入ってくる可能性がある

広域展開なら「別のエリアで探す」という代替案があります。ドミナントでは代替が効かない。だからこそ、押さえる速さが戦略の成否を左右します。

融資枠を「使わずに残す」という考え方

もうひとつ特徴的なのが、資金の考え方です。

保証付き融資には限度額があり、同社の場合は8,000万円。ここを出店の初期費用で使ってしまうと、3店舗ほどで枠を消費してしまう計算になります。

リースを使う目的は、枠を守ること

「店舗まるごとリース」を使うことで、初期費用を通常の約10分の1に抑えられるといいます。

結果として得られるのは、次の3つです。

  • 手元のキャッシュを温存したまま、複数店舗を同時に出店できる
  • 月々の支払いになるため、資金繰りが安定する
  • リース料を全額経費として計上できる

さらに、固定資産を増やさずに済むため決算書の見え方も良くなるとのことです。

この事例から持ち帰れること

  • メンズ特化は施術時間が短く、同じ坪数でも回転数を上げられる
  • 内装をシンプルにできるぶん、居抜き物件を活かしやすい
  • 物件は探しに行くより、条件を登録して情報が入る状態をつくる
  • ドミナント戦略では代替エリアがないため、押さえる速さが特に重要
  • 融資枠は使い切らず、次の出店のために残すという発想もある

よくある質問

Q. メンズサロンの物件は、どんな条件で探せばいいですか?

A. 施術時間が短く回転数を上げられるため、広さより立地とアクセスを優先しやすい業態です。内装もシンプルに抑えられるので、居抜き物件の設備を活かせる区画が候補になります。

Q. 同じエリアに集中して出店するのは、リスクではありませんか?

A. 客の奪い合いを心配される方が多いのですが、認知度が高まり、スタッフの異動や応援がしやすくなるというメリットもあります。ただし適合物件の数が限られるため、機会を逃さない体制が前提になります。

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本記事は、BGパートナーズのオウンドメディア「サロンまるごとサポート」に掲載されたインタビューをもとに、物件取得の観点から編集部が再構成したものです。ご本人の言葉によるインタビュー全文は、下記の元記事でお読みいただけます。
インタビュー全文:株式会社ネクストビューティーホールディングス 中泉朋治氏(サロンまるごとサポート)

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