働いていた店舗を買い取って独立|店舗譲受で押さえる契約と資金

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独立というと、新しい物件を探すところから始まると思われがちです。


でも、もうひとつの道があります。いま働いている店舗を、そのまま買い取って独立する。


長く勤めた店舗を引き継いで独立を果たしたHAIR RELAXATION IXISの事例から、店舗譲受という選択肢を整理します。

この記事でわかること

  • 「店舗を買い取って独立する」とはどういうことか
  • 新規開業と比べたときの利点とリスク
  • 契約前に必ず確認すべき4つのポイント
  • 店舗の購入金額をどう工面するか

物件を探さない独立、という選択肢

独立の準備といえば、まず物件探しです。エリアを決め、条件を整理し、候補を待つ。ここに数か月から1年かかることも珍しくありません。

ところが勤めている店舗をそのまま引き継ぐ場合、この工程が丸ごと不要になります。

引き継げるもの

  • 物件そのもの(立地・広さ・設備)
  • 内装と造作(新たに工事する必要がない)
  • 既存のお客様(通い慣れた場所が変わらない)
  • スタッフと、日々のオペレーション

新規開業でいちばん読みにくいのは「オープン後にお客様が来るかどうか」です。すでに営業している店舗を引き継ぐなら、売上の見通しが立った状態でスタートできます。

それでも壁になるのが「購入金額」

いいことばかりに見えますが、当然ながらタダでは引き継げません。

内装・設備・造作を含めた店舗の購入金額が発生します。物件を新たに借りるわけではないぶん保証金の負担は軽くなることもありますが、まとまった資金が必要になる点は同じです。

IXISの柿田オーナーも、この購入金額を「店舗まるごとリース」でまかなうことで独立を実現しています。

店舗譲受で、契約前に確認したい4点

物件を探さない独立とはいえ、契約の論点はむしろ増えます。確認すべきポイントを整理しておきます。

店舗を引き継ぐときの確認事項

  1. 賃貸借契約をどう引き継ぐか:名義変更で済むのか、新規契約になるのか
  2. 貸主の承諾:契約者が変わるため、改めて審査を受けることになる
  3. 購入金額の内訳:内装・設備・造作それぞれの評価額
  4. 原状回復の範囲:前の契約者が負っていた義務を引き継ぐのか

いちばん見落とされるのは②

「同じ店舗を続けるだけ」と考えていると、貸主の審査が必要になることを忘れがちです。

契約者が法人から個人へ、あるいは会社Aから会社Bへ変わる以上、貸主から見れば新しい借主です。決算実績のない状態では、承諾が下りないこともあります。

店舗は引き継げても、物件を借りる力は引き継げません。ここは早い段階で確認しておくべきポイントです。

④の原状回復も要注意

造作を引き継ぐということは、退去時にそれを撤去する義務も引き継ぐ可能性があるということです。

「スケルトン返し」の条件になっている場合、将来の退去時に想定外の費用が発生します。契約書の原状回復条項は、必ず自分の目で確認してください。

「いまの店舗を引き継いで独立したい」というご相談も承っています。
契約の引き継ぎ方から資金の組み立てまで、あわせてご相談いただけます。

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購入金額を、どう工面するか

店舗譲受で最大のハードルが、この購入金額です。

新規開業のように「内装費を抑える」といった調整ができません。提示された金額を用意できるかどうかという、はっきりした条件になります。

融資だけで組もうとすると起きること

  • 審査に1〜2か月かかり、引き継ぎ時期に間に合わない
  • 独立前で個人としての実績が乏しく、希望額に届かない
  • 通ったとしても手元資金がほぼ残らない

リースで購入金額をまかなうという方法

IXISのケースでは、店舗の購入金額を「店舗まるごとリース」でまかなう形をとっています。

一括で支払うのではなく月々の固定費に置き換えられるため、独立時に大きな現金を用意する必要がありません。

資金面のハードルが下がったことで、長く働き慣れた店舗での独立が実現しました。

独立後の「経営」をどう回すか

独立して変わるのは、店舗の所有だけではありません。

これまで会社が担っていた経理・仕入れ・採用・集客が、すべて自分の仕事になります。施術に集中できる時間が、想像以上に減るというのは独立した方が口を揃える点です。

支援メニューを組み合わせる

柿田オーナーは、ビューティガレージの経営支援メニューを併用することで、現場に集中できる環境をつくったと語っています。

物件と資金の話は独立の入口にすぎません。独立したあと、どこを外部に任せるかまで含めて設計しておくと、開業後の負担が変わります。

この事例から持ち帰れること

  • 独立には「新しい物件を探す」以外に、いまの店舗を引き継ぐ道がある
  • 物件・内装・顧客を引き継げるため、売上の見通しが立てやすい
  • ただし賃貸借契約は引き継げず、貸主の審査を改めて受けることになる
  • 造作を引き継ぐと、原状回復の義務も引き継ぐ可能性がある
  • 店舗の購入金額はリースで月額化でき、現金を残したまま独立できる

よくある質問

Q. 勤めている店舗を買い取って独立することはできますか?

A. 可能です。ただし賃貸借契約の引き継ぎについて貸主の承諾が必要で、改めて審査を受けることになります。店舗の購入金額とあわせて、早い段階で条件を確認しておくことをおすすめします。

Q. 店舗の購入金額は、融資以外で用意できますか?

A. 内装・設備・造作を含む購入金額をリースで月額化する方法があります。一括で現金を用意する必要がなくなるため、独立時の資金負担を大きく下げられます。

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本記事は、BGパートナーズのオウンドメディア「サロンまるごとサポート」に掲載された事例をもとに、物件取得の観点から編集部が再構成したものです。ご本人の言葉によるコメント全文は、下記の元記事でお読みいただけます。
元記事:HAIR RELAXATION IXIS オーナー 柿田隼人氏(サロンまるごとサポート)

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