カラー専門店の物件の選び方|借入に頼らず4店舗目を出すまで

カラー専門店は、通常の美容室とは物件の考え方が変わります。
施術がカラーに絞られるぶん、必要な設備も、必要な広さも変わってくるからです。
4店舗目を出店した「3rd COLOR」の事例から、専門特化型サロンの物件と資金の考え方を整理します。
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この記事でわかること
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「安さ・速さ」だけでは差がつかなくなった
3rd COLORという店名には、2つの意味が込められています。
ひとつは「3番目のお店」。もうひとつは「自宅・職場以外の第三の場所」です。
カラー専門店の市場では、価格と施術スピードでの競争が進みました。そこにクオリティと居心地の良さを加えることで差別化を図る、という考え方です。
「居心地」を物件条件に翻訳すると
居心地の良さを掲げるなら、物件を見るポイントも変わります。
- 席の間隔を確保できる奥行きと形状か
- 待ち時間を過ごせるスペースを取れるか
- 天井高と窓の有無(圧迫感が出ないか)
- カラー施術は放置時間があるため、席あたりの滞在時間が長い前提で席数を設計できるか
価格重視の業態であれば席数を詰めるのが定石ですが、居心地で戦うなら逆になります。コンセプトが決まると、必要な区画の条件も決まるということです。
カラー専門店ならではの設備条件
物件を見るときに、必ず確認しておきたい設備面のポイントがあります。
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カラー専門店で確認したい設備
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特に給排水と換気は、後から追加すると費用が跳ね上がる部分です。契約前の内見時に、図面と現地の両方で確認しておくと安心です。
「借入に頼らない出店」を選んだ理由
3rd COLORのオーナー布野氏は、もともとコンサルタントとして美容室の経営支援に携わっていました。
そのなかで「自分自身も実際に店を経営してみないといけない」と考え、出店に至っています。支援する側だからこそ、実務を知っておく必要があるという判断です。
現金支出を抑えるという発想
4店舗目の出店で活用したのが「店舗まるごとリース」でした。
布野氏が挙げている最大の利点は、現金支出が抑えられ、借入に頼らずに出店できたことです。
店舗数が増えるほど、借入残高は積み上がります。次の出店で審査が厳しくなる要因にもなるため、借入以外の手段を持っておくこと自体が経営の選択肢になるわけです。
5年契約という期間の意味
契約は5年。5年後には支払い負担が軽くなる仕組みになっています。
出店時点で「5年後の損益がどうなるか」まで織り込めるということです。目先の資金繰りだけでなく、中期の経営設計をしやすくなります。
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「借入を増やさずに次の店を出したい」というご相談も承っています。 |
物件と機器を、同じ流れで決める
この出店では、物件の選定と機器の選定がスムーズに進んだ点も挙げられています。
美容室の出店では、この2つが別々に動くと問題が起きがちです。
- 導入したい機器が決まらず、必要な電気容量を算出できない
- シャンプー台の型が決まらず、給排水の位置を確定できない
- 結果として、内装の着工が遅れる
物件・内装・機器がひとつの流れで進むと、この手戻りが起きません。工期の読みやすさに直結する部分です。
この事例から持ち帰れること
- 専門特化型サロンは、コンセプトによって必要な区画の条件が変わる
- カラー専門店では給排水・換気・電気容量を契約前に必ず確認する
- 店舗数が増えるほど、借入以外の資金手段を持つ価値が上がる
- 契約期間を踏まえて、5年後の損益まで織り込んで出店判断ができる
- 物件・内装・機器を同じ流れで進めると、工期の手戻りが減る
よくある質問
Q. カラー専門店の物件を選ぶとき、何を確認すべきですか?
A. 給排水の位置と本数、換気経路、電気容量の3点です。いずれも後から追加すると費用が大きくなります。内見時に図面と現地の両方で確認しておくことをおすすめします。
Q. 借入を増やさずに店舗を増やす方法はありますか?
A. 内装費や保証金をリースに切り替えることで、現金支出と借入残高の両方を抑える組み立てが可能です。次の出店時の審査にも影響するため、店舗数を増やす計画がある場合ほど検討する価値があります。
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本記事は、BGパートナーズのオウンドメディア「サロンまるごとサポート」に掲載されたインタビューをもとに、物件取得の観点から編集部が再構成したものです。ご本人の言葉によるインタビュー全文は、下記の元記事でお読みいただけます。
インタビュー全文:3rd COLOR オーナー 布野哲也氏(サロンまるごとサポート)

