美容室の路面物件を1か月で契約|スピード出店の事例

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美容室の物件は、探しているときよりも「思いがけず出てきたとき」のほうが対応が難しいものです。


髪質改善を軸にした美容室「Re hair care」の出店は、常連のお客様から路面物件を直接紹介されたところから始まりました。


相談から入居まで、およそ1か月


人気物件を他の希望者より先に押さえるために、何を優先したのかを見ていきます。

この記事でわかること

  • 紹介された物件でも「優先権はない」という現実
  • 物件を逃してしまう、よくあるパターン
  • 自分で見つけた物件でも支援は使える
  • 短期間で決めるために、先に用意しておくもの

紹介された物件でも、優先権はない

今回の区画は、1号店に長く通ってくださっていたお客様が所有する物件でした。

立地も広さも条件も希望どおり。しかも路面店です。サロンにとっては理想的でした。

ただ、紹介を受けた時点で、すぐに入居したいという希望者が他にも複数いたそうです。

貸主にも「確実に埋めたい」事情がある

お客様からの紹介だから優先してもらえる、とはいきません。

貸主にも「家賃を確実に払い続けてもらう」という責任があります。入居時期が読めない相手より、すぐ契約して埋められる相手が選ばれるのは自然なことです。

紹介物件だからこそ、条件を交渉するより先に「いつ契約できるか」をはっきり示せるかが問われます。

融資を待つと、タイミングが合わなくなる

Re hair careも、最初は借入による直接契約を検討しました。

しかし試算してみると、融資が実行されるまでの期間と、貸主が求める入居時期が噛み合わないことがわかります。

金融機関の審査には、事業計画の妥当性を確認するための時間が必要です。どうしても短縮には限界があります。

物件を逃してしまう、よくあるパターン

  • 融資の内定を待っている間に、他の申込者で契約が決まってしまう
  • 資金調達が固まらず、申込金や契約金の支払日を守れない
  • 内装業者の選定と見積が間に合わず、事業計画を出せない
  • 「もう少し検討したい」と答えた週に、募集が締め切られる

今回は条件が申し分なかったぶん、判断が遅れればそのまま逃してしまう状況でした。

そこで資金調達の方法を切り替え、スピードを最優先にしています。

自分で見つけた物件でも、支援は使える

意外と知られていないのですが、「店舗まるごとリース」のようなサブリース型の出店支援は、支援会社が持っている物件だけが対象ではありません。

オーナーご自身が見つけてきた物件を持ち込んで、条件を満たせば使えるケースがあります。

持ち込んだその場で「使えます」

Re hair careも、美容師仲間からこの仕組みを聞き、紹介された物件を持ち込んで確認しました。その場で「使えます」という回答を得ています。

結果として、相談から入居まではおよそ1か月。

即入居を希望する人が他にもいた人気物件でしたが、契約時期をはっきり示せたことが決め手になりました。

物件を探してもらうだけでなく、手元にある物件情報を持ち込んで相談する。この使い方を知っておくと、選択肢がぐっと広がります。

ご自身で見つけられた物件のご相談も承っています。
「良い物件が出たけれど、資金と時期が合わない」。そんな段階でもお気軽にどうぞ。

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短期間で決めるために、先に用意しておくもの

良い物件が急に出てきたときに動けるかどうかは、その日の判断力より事前の準備で決まります。

相談から契約までを短くするために、揃えておきたいものを挙げておきます。

① 直近の決算書・確定申告書(2〜3期分)

与信判断の出発点になります。これがすぐ出せるかどうかで、初動が変わります。

② 希望条件の優先順位

坪数・家賃の上限・エリア・路面か空中階か・設備条件。これらを「譲れる順」に並べておくのがコツです。

③ 内装費と工期のおおよその目安

坪単価の相場感があると、区画を見た時点で総額を判断できます。

④ スタッフの配置計画

何席で回すかが決まっていないと、必要な坪数も決まりません。

⑤ 相談できる窓口

物件が出てから探しはじめるのでは、間に合いません。

コンセプトを変えた2店舗目、という選び方

Re hair careは、1号店とは屋号を変え、ヘアケアをさらに掘り下げた新しいコンセプトの店舗として出店しています。

同じブランドを横に広げるのではなく、専門性を高めた別ブランドを立てるという考え方です。

この場合、既存店との商圏の重なりを過度に心配する必要はありません。来店の動機が違うため、近いエリアでも十分に成り立ちます。

物件を選ぶ条件も、1号店とは別の基準で考えたほうが精度が上がります。

この事例から持ち帰れること

  • 紹介物件でも優先権はなく、契約できる時期を示せた人が選ばれる
  • 融資を前提にすると、審査期間が入居時期のネックになりやすい
  • 自分で見つけた物件を持ち込んで、支援を使える場合がある
  • 「相談から1か月で入居」は、事前の準備があって初めて成り立つ
  • コンセプトを変えた2店舗目は、既存店とは別の基準で物件条件を設計する

よくある質問

Q. 美容室の物件は、契約までどのくらいかかりますか?

A. 融資を前提にすると、審査だけで1〜2か月かかるのが一般的です。今回のように資金調達の方法を切り替えた場合は、相談から入居まで約1か月で進んだケースもあります。

Q. 自分で見つけた物件でも、出店支援は使えますか?

A. 使える場合があります。サブリース型の出店支援は、支援会社が保有する物件だけが対象ではありません。オーナーご自身が見つけた物件を持ち込み、条件を満たせば適用できるケースがあります。

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本記事は、BGパートナーズが運営する「サロンまるごとサポート」に掲載されたインタビューをもとに、物件取得の観点から編集部が再構成したものです。ご本人の言葉によるインタビュー全文は、下記の元記事でお読みいただけます。
インタビュー全文:Re hair care 大倉ヒロシ氏(サロンまるごとサポート)

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